「……っ、はっ……っ!」



みぃは目に涙を溜めて、息を殺してる。じゃないと、大声を上げて泣いてしまうからか。



「……みぃは今、あたしの家で暮らしているよ。」



「え……」



「……中学生の頃に繁華街行ったとき、みぃが無理矢理キャバ嬢が働いているところに入れられそうになっている所を見たから。……あたしが助けたの。」



ボロボロ涙を流して、必死に抵抗をしているのを見て、助けられずにはいられなかった。



「……そう、だよ。だから、舞娜はっ、……あたしの恩人なの……っ」



「……みぃ。」



今もなお、苦しみ続けているなんて。



「……お前らは……よく頑張ったよ。」



「連……。」



本当だよ。あんた達双子は、誰よりも頑張ったね。



幼いながらも二人で協力して。



これからは、また昔みたいな双子のように仲良く、幸せに。