で、真面目そうなのが輝神。
そして、無口なのが舞華っていうわけ。
まぁ、正体バレないから結構良いけどね?
家の前に置いておいたバイクに乗り、すぐに繁華街に向かった。
着いた頃には6時半だった。でも、夏だからまだまだ辺りは明るい。
「ちょっと、あれ……四王の皆さんじゃない?」
あたしたちは世間から四王って呼ばれている。理由は、確か……強き四人の王。
的なのだったきがする。
「今日も荒らしに来たの?……迷惑。」
「もう、来なくていいよね。前は悪い人たちやっつけてくれていたから良いけど。」
影からコソコソと……メンドクサイ。
―――――ガンッ!!
あたしは側にあったゴミ箱を蹴った。
ゴミ箱は勿論倒れる。そして、中に入っていたゴミが散乱した。


