「それじゃあ、はい。付けて。」


あたしが三人の前に差し出したのは、虎の模様と王冠の模様が掘られた丸形のピアス。



これは世界で4つしかない特別なピアス。


おんなじように作ろうとしても、絶対に作れない。



それぐらい細かいピアスだし、色が独特。



まぁ、皆、色ちがいだけどね。



皆がピアスをつけた後、それぞれの性格に移り変わる。



「……行くぞてめぇら。」


あたしがリーダー。



「うん!楽しみだぁ!」



楽しみそうに笑うのが輝神。つまり、白。


「……僕たちの真似をしたのが間違いですね。」


一見真面目そうに喋るのが龍神。つまり、陸。


「……。」



何も喋らない無口なのが舞蝶。つまり、みぃ。


皆はリーダーが龍神って思ってて、いつも楽しそうにしているのが舞蝶って思ってる。