今思えば、その時からがあたしと親が関わらなくなった頃。
まぁ、そんなの今はもうどうでもいいけど。
「はぁ~、相変わらず綺麗な目だねぇ。」
「そう?」
あたしには迷惑でしかない。
すべての原因はこの目にあるって言っても過言じゃないから。
――――コンコン
「着替え終わった?入っていいか?」
「みぃ、いい?」
鏡の前で座ってメイクしているみぃは首だけ縦に動かした。
「……いいよー。」
あたしが答えた後、ドアが開き、輝神の格好をした白と龍神の格好をした陸がいた。
うん、カッコいい。
「よぉし、メイク終わりっ!舞娜はやんないよね?」
「うん。」
みぃはメイクするけど、あたしはしない。
めんどくさいし。


