君のひだり

「俺・・・・・絶対手術成功させたい。だから、詩織、ずっとここにいて。それと、これ、」


そう言って私の手の中に紙を握らせる。


「これ、何?」


「俺が行ったら見て。お願い。」


「ドアが閉まります。ご注意ください。」


電車が出発するアナウンスがなって、蒼瀬は電車の中に戻る。


扉が閉まると私は首にかかったネックレスを蒼瀬に見せた。


蒼瀬は微笑んで私を見た。