哀神さんの復活にあやかり損ねていたダイは、自治宝くじなるものを購入し、後れ馳せながらその奇跡を祈った。

今一緒に仕事をしている職人と1枚200円のをバラで10枚ずつ買った。

 そいつはいつも愚痴っぽく、溜め息ばかりついている。

「お前はそんなんだから運も逃げてくな」

 当たったら山分けの約束で買ったので

「まぁ、3000万は俺から進呈するから、それでパァッと遊ぼうじゃないか(一等六千万、前後賞二千万) 」

 とか言いながら、暫しの間そのアブク銭の使い方で盛り上がった。

 その晩ダイは夢を見た。それは乗り込んだエレベーターに2百万が落ちていて、一緒に見つけた人と山分けする夢だった。

いい正夢も人に話すと叶わないとか言うので、このことは相方にも話さないで心の中にしまっていたww
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