そ、そうだった…。
頭脳明晰故に教員免許持ってるんだった。



それだけじゃない…私に不自由がないようにと、真澄は他にも沢山の資格を持っている。



「おはよ、真澄せーんせっ♪」



「皆さん、おはようございます。」



女子に囲まれる私の執事兼教師の真澄。
容姿端麗で何でも出来る彼は女子にモテモテ。



過保護さえなければ完璧なのにね、
過保護さえなければ…。



キーンコーン。
予鈴が鳴って真澄が授業を始める。



私も教科書とノートを広げて
シャーペンを手に取る。



真澄がどれほどの過保護かというと……



「あっ…。」