恋文と出会った時は緑だった葉っぱも

今は、散ってしまって何だか切なくなる。


「もうすぐ、冬だな……」


次第に学校の生徒がちらほら見えてきて

俺は恋文を探し始める。


今日は、会えなかったな…

学校にはもう着いたのかな。


手紙……読んだかな。

靴を履き替えて階段を上る。


1年は4階。正直、だるい。

「はよー」


教室のドアを開けるとみんなも挨拶を返してくれる。