どうしてそうなる?


私は振り向いて、崇さんの顔を見た。


崇さんはなぜか気まずそうな顔をしていて、私は眉を寄せた。


「崇さんに買ってもらう理由がありません」


食事は崇さんが強引に連れてきたのだからと甘えてしまったけど、

恋人でなければ友達でもないのに、ここまでしてもらうのは変だ。きっぱりと断る。


「クリスマスプレゼントってことで」

「いりません」


オーナメントを元の位置に戻そうとした。


すると、崇さんが私の手から取り上げる。


「あっ、ちょっと!」