真衣は「指切り」と言って小指を差し出すので、笑いながら小指を絡めた。
「で、えーと、崇さんだっけ? 家のこと色々やってもらうのに、男の人でも大丈夫なの」
「大丈夫って何が?」
私は首を傾げた。
「家の中をあちこち見られるのに、変なやつだったり、ストーカーになるようなやつなら困るじゃない」
「ストーカーって考えすぎだよ。私モテないし」
「あのねぇ、モテるモテない関係なく、女は用心深いくらいでちょうどいいの」
私は目を瞬いた。
「そうなの?」
「そうなの。だいたい、茜のことをいいなあって見てる男子はいっぱいいる」


