ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー


私は頷く。


「ちらっと見ただけだけど、高校生かと思った! 高校生だと思ったから、彼が何者か考えた時に、家政夫は選択肢に入らなかったのよ」


「あー……本人も童顔は気にしてるっぽい」


「いいこと聞いた。もし何かあったら童顔をいじってやろう」


真衣は意地悪そうに微笑むと、もう冷めているであろうミルクティーを一気に飲んだ。


「それにしても、こんなことなら一昨日に訊いておけば良かった」


「一昨日ってケーキを渡しに行ったとき? 何か言いたそうにしてたのって、このことだったんだ」


「そう。茜が自分から言い出したがらないことを詮索するのもなーと思って、訊くのを我慢したのよ」


「彼氏なんてできるかわからないけど、もしもできたらちゃんと報告するよ」


「絶対だよ! 私もちゃんと言うからね」