ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー


真衣は一息ついてから私を見た。


「何、茜」


「大事なことだからしっかり聞いて。崇さんは彼氏じゃないから。あ、崇さんというのは真衣が見た金髪の人。2週間だけ、今井さんの代わりに来てくれる家政夫さんなの」


「は?」


真衣が目を見開いて固まった。


私はもう一度繰り返す。


「あの人は家政夫さん」

「家政……夫?」

「うん」


私が頷いたことを確認すると、真衣は脱力して机にうつ伏せになった。