「大丈夫?」 「あ、あ……んまり、大丈夫じゃない」 咳の合間になんとか返答する。 真衣が私の横に立って、背中を叩いてくれる。 何度も何度も咳をして、ようやく落ち着いてきた。 「ごめん、真衣。ありがとう」 「ううん、いいけど」 真衣は話しながら席に戻る。 「でも、そんなに動揺するってことはやっぱり……」 やっぱり何なのか、私は真衣を見つめた。 真衣は真剣な顔で、身を乗り出すようにした。 「あの人と付き合いだしたの?」 「は」 「金髪の人。彼氏?」 「か、彼氏っ?」