「んーっ、も、もう少し………」 脚立の上でギリギリ届く所まで手を伸ばす。 あと少しで飾れそうなんだけど……。 刹那。 グラッ 「………っ」 脚立がグラリと大きく揺れた。 やばい、ちょっと無理しすぎたっ!! バランスを崩した脚立が勢いよく倒れていく。 脚立のすぐ下には初等部の生徒が。 「あ、あぶなっ!!」