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「夢の中で大切に大切に守られているお姫様、ね」







学園祭後。



とある学園内の部屋にて、数名、何の法則で集められているのかわからない集団が難しい表情を浮かべていた。








「元凶はわかったのかい?」






「いいえ、それがまだ全く見当もつかず、異変に気づいている者もどうやらいないようで……」








リーダーのような風貌の男に声をかけられて、簡潔に現状を伝える1人の少年。







その2人の会話を周りの者は静かに聞き続ける。









「何名か違和感を感じていそうな者は今日の様子を見てピックアップしました。あとは……」







「1番肝心な元凶探しだね」







「はい」







「世界が彼女のために動いているのは確かだ。今後も彼女を中心に調査を続けよう」







「わかりました」









静かに静かに。




何が動き出す。