「さて、百花の諸君、準備はいいかな?」








何台もあるオープンカー軍団の先頭で。




誰もを圧倒するオーラを身にまとった人物が声をあげる。








「学園祭名物、百花繚乱パレードの始まりだ。学園を代表する、優秀な生徒としてこのパレードを楽しみながらも盛り上げてくれ」








その人物とは3大魔法使いにして、我が学園の理事長、ユリウス様だった。






その後にはアルバーロ様に、私のおばあちゃんの楓様が控える。







さすが3大魔法使い。




そこにいるだけで圧倒的なオーラがこの場を支配する。







そして理事長の言葉を合図に百花の生徒を乗せた何台ものオープンカーは1台ずつ動き出し、パレードは始まったのだった。