「…………ありがとう」 悠の言葉に少し表情を歪めながらも悠の気遣いに素直に感謝の気持ちを伝える。 本当、優しいんだが、意地悪なんだか。 「綺麗……だな」 「うん」 いつの間にか私の隣に来ていた怜桜が夜空を見上げて呟いたので、私もそれに小さく答える。 右には怜桜、左には悠。 いつものように、当然のように2人が私を挟んで並ぶ。 ここはこうやって3人一緒に肩を並べられる新しい未来。