薄れゆく意識の中。 あぁ、そう言えばこの世界は壊されてしまった、偽りの幸せな世界で、その元凶がお兄ちゃんかも知れないことをふと思い出す。 だけど。 この世界の幸せが例え偽りだとしても。 私が英雄にならなければ体感できた幸せなのかもしれないと感じてしまうと、この幸せな世界で生き続けていくことも悪くないとどこかで感じてしまう私がいた。 幸せの中でただ、アナタたちと笑顔で生きていきたい。 めちゃくちゃだけど、楽しい日々を。