「ええで!!ごろうちゃんの生みの親はこの俺さかい、ごろうちゃんのトキメキポイントくらい熟知しとるで!!」
「よ!!さすが学!!頼りにしてるぜ!!」
無茶なお題にも関わらず自信満々な笑みを浮かべる学先輩に翼先輩が楽しそうに声をかける。
学先輩も翼先輩も女の子なんて一切興味なさそうだけど大丈夫なのだろうか。
「ごろうちゃん……。発明品の次に好きや。一緒に発明品に埋まろう」
『結構です。埋まるのはアナタだけにしてください。そして2度と出てくるな』
辛辣っ!!
二枚目な顔をしてごろうちゃんに告白する学先輩だが、そんな学先輩に遠慮なく辛辣な言葉をかけるごろうちゃん。
でも仕方ないよね。
その告白はないですよ、学先輩。
「それはツンデレ的解答でyesやな?」
『どの辺にデレが合ったのか説明していただけますか?』
ごろうちゃんの無機質な声が余計辛辣さを増させる。
チーム2年ズこのままだとそのコマ一生抜け出せない気がする……。



