「クククッ、何、紗久今年は桂だったの?」







桂に対して怒り爆発な私に先程から私を悩ませている原因の一つである悠が可笑しそうに話しかけてくる。








「は、悠っ、人の不幸を笑うなっ」






「えー、だって面白いんだもん」








体温が上昇し、顔を真っ赤にする私を悠が可笑しそうに目を細めて見つめる。






ダ、ダメだ。



こ、告白のことを考えると普通に悠と接することができない。







♪〜♪〜♪〜








「………っ」








突然ゆっくりと流れ始めたのは優雅な音楽。






ダンスタイムの始まりだ。