浅葱の贖罪

そして…

ついに総司を見付けた。

「総司!」

私は総司に駆け寄った。

斎藤くんは、総司に向かって手を合わせていた。

総司の周りは血で散乱していた。

それが返り血か、総司自身のものかは分からなかった。