君には僕しか見えない。



と、走り出そうとした俺に、声が
かかった。


振り返るとさっきまで夢中で空を見ていた
彼女がこちらを見ていた。


「…え?ごめん、雨の音で何て言ってるか
聞こえなかった。」


「………………………………。」