君には僕しか見えない。



俺はというと彼女に見られる度に
小恥ずかしくなり、顔を背ける、
というのを繰り返していた。



彼女は自分から顔を背ける俺が面白かった
らしく、わざわざ俺の視界に入ってこようと
してくるので、俺も限界まで首を回して
抵抗したのだった。




第三者からしたらただの様子がおかしい
二人にしか見えないが、俺と彼女からしたら
その空間はとても楽しく、心地良いもの
だった。