君には僕しか見えない。



「……好きかな。昇くんは?」


「…俺も好きな方かな。あ、あそこの机
空いてる。」


俺は丁度眼鏡をかけた女子学生が退いた長机を
指さした。

「あそこの席でも良い?」


彼女は俺の指さす先は見ずに、俺の顔を見て
頷いた。