君には僕しか見えない。



「………何で好きなの?」

とりあえずそれは訊いてみる。

彼女は俺が反応したのが嬉しかったのか、
満面の笑みをたたえると、

「〝空〟って絶対的な存在だと思うの。
世界を構成する上で無くてはならない
モノで、それに……。」


彼女はそこで言葉を切ると、顔を上げて
空を見つめた。