君には僕しか見えない。



ただ、助かったのは彼女が少しの間一人で
行列に並んでくれていたことだ。




どんどん膨れる行列を目にした俺の顔が
あからさまに曇るのに気付いた彼女が、
お腹が空いたので飲み物を買ってきてと
言ったのだ。



恐らく彼女は、少しでも俺を行列から遠ざけ
ようとしてくれたのだろう。