「なんだよ、好きだろこれ」


「うん、ありがとう」


気のない返事をして鞄にお土産をしまう。


「休みの内になにかあったのか?」


そう聞かれてあたしは小さく頷き、仁と朱音の間に起こった出来事を説明し始めたのだった。