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歩いて歩いて、あたしと蓮と由梨がたどり着いたのは町はずれにある小屋だった。


もう朝日が昇る時間、クタクタでもう一歩も歩けない。


「ここで、少し休ませてもらおう」


先を歩いていた蓮がそう言った。


小屋に明かりは灯っていなかったが、ドアには鍵がかかっていなかった。


そっとドアを開けてみるとそこには農機具が置かれていた。


「少しだったらいいよね」


由梨はそう言うと同時に倒れ込んでしまった。


あたしは由梨の横で編んだ藁を引っ張りだし、それを体にかけて横になった。


急速に疲れが体を包み込んでいく。


少しだけ眠ろう。


そして、また歩き出せばいい。


あたしたちはあっという間に深い眠りに落ちた。


この小屋が学校が用意した物で、この農機具がやがてあたし自身の武器となり、2人を攻撃するための道具になるなんて、思いせずに、深くやすらかな眠りについた……。






END