雄太郎の行動には正直驚いた。


雄太郎にミッションが来ていることさえ、あたしたちは気が付いていなかった。


雄太郎は1人でミッションを受け取り、そして1人で考え、1人で実行に移したのだろう。


ミッションはクリアされ、将来は約束された。


だけど雄太郎の表情は暗かった。


大切な友人を傷つけたのだ、簡単に喜べるワケがない。


あたしと同様に雄太郎も苦しんでいる。


ミッションをクリアしてからも、苦しんでいる。