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学校についてすぐ、あたしと蓮は保健室へ向かった。
誰もいない保健室だけど鍵は開いていたので勝手に入らせてもらった。
あたしはベッドに腰をかけ、蓮にスマホを見せた。
「やっぱり、相手は由梨か」
「あたしと由梨、仲良いもんね」
そう答えながら苦い気持ちになった。
先生はランダムに選ばれていると言うが、やっぱり違う。
明らかに友達関係が崩壊するように仕組まれているようにしか、思えない。
「蓮、あたしどうしたらいい? 由梨をイジメるなんてそんなことできないよ!」
掲示板に書かれた拓巳への悪口を思い出す。
あんな卑劣なことを自分がやらなければならないなんて、絶対に嫌だった。
「落ち着けよ里佳。とにかく菜々花が戻って来るのを待っていても遅くはないはずだ。
菜々花が戻ってきて、施設でどんなことがあったのか聞くんだ。それで大丈夫そうだったら、こんなミッション無視していればいい」
学校についてすぐ、あたしと蓮は保健室へ向かった。
誰もいない保健室だけど鍵は開いていたので勝手に入らせてもらった。
あたしはベッドに腰をかけ、蓮にスマホを見せた。
「やっぱり、相手は由梨か」
「あたしと由梨、仲良いもんね」
そう答えながら苦い気持ちになった。
先生はランダムに選ばれていると言うが、やっぱり違う。
明らかに友達関係が崩壊するように仕組まれているようにしか、思えない。
「蓮、あたしどうしたらいい? 由梨をイジメるなんてそんなことできないよ!」
掲示板に書かれた拓巳への悪口を思い出す。
あんな卑劣なことを自分がやらなければならないなんて、絶対に嫌だった。
「落ち着けよ里佳。とにかく菜々花が戻って来るのを待っていても遅くはないはずだ。
菜々花が戻ってきて、施設でどんなことがあったのか聞くんだ。それで大丈夫そうだったら、こんなミッション無視していればいい」