「ゆ~り~ちゃんっ♪」
昔からそう言って、
夢璃のとこに走ってきた。
「夢璃先輩っ♪」
毎日、夢璃の名前を呼んで
抱きついてきた。
どこかに、嬉しい自分がいた。
ずっと自分の気持ちに気づいてなかった。
けどね、君が離れて初めて分かった。
君が隣にいてくれたから、笑顔でいれた。
君がどんな時も助けてくれたから、
元気になれた。
当たり前が、当たり前じゃなくて。
この気持ちが当たり前だと
思ってたのに、違って。
好きだって、愛しいって気づいて。
後悔なんてしない。
ずっと、一緒に歩いて行くって決めた。
『愁君、大好きっ♪』