ちょっと待って、さっきのはお姉さん。


お、お姉さん。


ゴンッと机に頭をぶつけた。


はずかしいいいいいいい!!勘違いした!!


『そ、そうなんだ。でもなんでお姉さんのこと下の名前で??』


「姉貴って言うと怒るんだよ。玲ってよばねーと返事しねーし」


『へぇー、そうなんだ』


うん、この話はココで終ろう。うん。


「なぁ」


『はい』


「他の女と約束してるって思って、嫉妬でもしたのか」


『うぇッ!?!?』


分かりやすく反応して顔を上げると、ニヒルな笑みを浮かべていた。