「なんや俺らには言いにくいことか?」




眉を少し下げながらシュン…とする拓海




「最近同じ夢を見るんだ。
その夢が頭から離れないんだよ」




「どんな夢なんや?」




拓海がそう聞いた時




ガラガラガラと言う扉の音と共に
俺たちの担任が入って来た




「お前ら席につけー!」




チッ…タイミング悪すぎだろ




「舜、無理するなよなんだったら今日の放課後は俺達だけでも大丈夫だからな」




「せやで!無理は禁物や!」




俺と拓海はそう言うと、お互い自分の席に着いた