「葵は…どうなるの…?」




葵のお母さんの身体はカタカタと震えている




「なぁ新田、お前は封印屋なんやろ?
ほなすぐに葵のガーネット封印してくれや!
お前の父さんはできたんやろ?!」




拓海がそう言うが…




「拓海、それはできない」




柊は拓海を見てそう言った




「なんでや…」




「すみません…。
葵さんのガーネットを起灯させたのは多田です。多田はDARKSの中でも幹部に位置するほどの力を持っています。
その力は俺の封印力では歯も立ちません…」




新田君はぐっと拳を握りしめ、悔しそうにそう言った。





「ほな葵は…アメリカに行くしかないっちゅうんか…」










拓海の言葉にその場にいる皆が何も言えず、静まり返ってしまった