「拓海と璃玖はどうする?」




そう聞くと




「俺は妖界に行って金狐と話してくるわ」




なんでも今妖界で色々問題があるようで国王の金狐は手が離せないらしい。




この前人間界に来た時も
"葵殿に何かあればすぐ報告してくれ"
とだけ言って妖界へと帰ってしまった。




だから俺たちもなるべく自分たちで何とかやってみてそれでも金狐の力が必要になった時だけ拓海に召喚してもらうと言うことになった。




「頼んだぞ拓海」




俺はなるべく葵のそばにいたいから今ここを離れるわけにはいかない




「あぁ、了解や」




「俺も拓海についていこう。
狐軍たちにも会っておきたい。」



璃玖がそう言って俺たちは一旦解散した。