「ごちそうさまでした」




手を合わせて満足そうにそう言う舜




「美味しかった?」




「いつも通り美味しすぎたよ。
ありがとな葵」




そう言って優しい笑顔を零した舜




ドキッと心臓が音を立てる




私が大好きな舜の顔…




その笑顔を見たら作ってよかったっていつも思わせてくれるんだ




舜の笑顔を見れるなら毎日だってご飯作るし毎日だって一緒にいる




て私、舜のこと大好きすぎるな




でもこの想いに嘘はない




なんてそんな事を考えてるといつの間にか舜が私の横に座っていた




「どうしたの?」




私がそう聞くと舜はニヤリと黒い笑みを浮かべた




「な…なによ…」




この笑みの後に起きることはいいことなんて決してない




私は残っているカレーに目を写して舜を見ないようにした