目の前でグッタリとしている女子高生




名前は一ノ瀬葵




この子は美人で学校では知らないものはいないぐらい有名だ




容姿艶麗、頭脳明晰、そのうえ誰にでも分け隔てなく優しく接する彼女




目を閉じている今でさえも美しいことがわかる




俺がこの子に近づいたのはある事をするためだ




さっそく作業に取り掛かるため一ノ瀬葵を床に寝させた







俺は印を組み







「精霊なるガーネットよ今ここに灯火と現わん」




そう唱えると一ノ瀬葵の心臓が青く光った




その光を見た時、今まで俺がしてきた事の全てに意味があるように思わせてくれた




緊張と興奮、歓喜、様々な感情が入り乱れる
「やはり…あなたが灯していたんですね」





小さくて白い顔をそっと撫でた