1 カーテンの隙間から明るい光が零れる。 「…………」 朦朧とした意識の中、昨夜の苦悩がうっすらと浮かび上がる。 あれは現実だったんだろうか? それとも夢…? あたしの運命の相手…。 右手を布団の中から出して目の前に広げてみる。その小指にはa2から貰った銀の指輪が輝いていた。 「……現実だ」 自分で運命の相手を選ばなければならないという重荷に、理奈の胸は苦しくなる。 あと三日…。それまでに答えを出さなきゃ……。 「はぁーっ……」 溜まった不安を吐き出す様にして大きな溜息を吐いた。