「全然迷惑なんかじゃないよ」 「……じゃあ、また食べたい」 流夜が少し恥ずかしそうに言うものだから、咲桜にはすごく可愛く見える。 「うんっ。またお待ちしてます。絶対来てね」 「……ありがとう」 直後、在義が抱えて来た山のような書類束を渡された流夜は嫌そうな顔をしたが、「弟くん」という在義の一言に黙った。 「今日は咲桜のこと、助けてくれてありがとう」 「本当に助かりました」 「いえ、大事なくてよかったです」 華取親子に見送られて、流夜は華取家を後にした。