+++ 「ただいまー」 「おかえりなさいー」 玄関に父を迎えに出た咲桜は、ぎょっとした。 父、在義の向こう側に、昼間の男の子――神宮がいたのだ。 「えっ、なっ⁉」 「咲桜、流夜くんに助けてもらったんだって? お礼に夕飯食べて行きなって連れてきたよ」 「あ、そうなん……って、なんで父さんと神宮さんが一緒なの⁉」 「流夜くん、私のこと咲桜に言わなかったのか?」 「……むしろ在義さんの娘だと知りませんでした」 神宮は不機嫌そうな顔で答える。