「やつらによる被害は大きい、海に漁へでた船が幾船を沈み。またある時は、幼い子は連れ去られたりな」
ピクリと一花は肩を揺らした。
なんだか、聞いた事のあるような。西洋の妖怪に、そんな妖怪いたよね。確か……
『……船を沈めたのは、クラーケンですかね』
ボソリと呟いた一花に、土方は眉を動かした。
「わかるのか??」
『ちょっとだけですけど。クラーケンっていう海の魔物で、大きなタコかイカの姿をしてませんか??』
「……あぁ、生き残った奴の言うには、大きなタコだったと」
『船幽霊とにた妖怪です。普段は、温厚な性格だと書いてあったんですけどね』
まぁ、本物を見たことないからなんともいえないけど。



