気がつくと、眠っていたようだ。ぼやけた視界がはっきりとしていく。


あれ、私……昨日、いつ布団の中に??


入った覚えの無い布団の中に入っていることに、一花は首をかしげながら起き上がった。


襖を開けると同時に、柱に体を預け座っていた沖田と目が合った。


『お、はようございます。いつからそこに??』


「ついさっきだよ。起こそうかそこで考えてた」


『そうですか、ありがとうございます』


「……君、昨日湯浴みしてないでしょ??一番風呂じゃなくていいなら、案内するよ」


実は、お風呂に入りたいと思っていた一花は、パァッと明るい顔になった。


『いいんですか??なら、是非お願いします』


お風呂でサッパリできる。