『……ッ……ぅうッ……』



怖かった。本当に死んでしまうんじゃないかと思った。



全身が凍りつく感覚を思い出し、全身が震えだした。



あれは一体なんだろう。



どうして、なんでと疑問が溢れてくる。



見知らぬ土地、知らぬ人たち、謎の生物。とおの昔に、限界は超えていた。



何で私が。私が何をしたって言うの??



夢のようなこの現実を、ちゃんと受け入れがんばって行こうと決意した矢先にこの出来事。決意は揺らぐ。


何度手で涙をぬぐおうと、涙は止まる事を知らない。声を抑える唇が震えた。