MAYBE TOMORROW

オニイチャンがそういって、再び作業が始まった。

男子グループは四人とも階段を降りて行ってしまい、部屋の中は
わたしとナディアの二人きりになった。

彼女は洗面所に行くと雑巾を濡らしてお兄ちゃんの部屋の拭き掃除を始めた。
まるで若奥さんのようにだ。

だってわたしとは違って、ちゃんと準備よく
エプロンまで持参してきたのだから。

これだけの美少女がエプロン姿で掃除をしている絵を見れば、
世の男連中はみなぶっ倒れてしまうこと必定なのであろう。

わたしは見るともなくそちらの部屋の動きを偵察しながら
チマチマとオニイチャンの荷物を部屋に並べた。

正直、もうこんなことはどうでもよいのだ。