MAYBE TOMORROW

ナディアは誰に向かってというわけでもないようにそういうと、
初めてわたしに気がついたのか、万人がまちがいなく悶絶して
しまうであろう微笑みを湛えて
「こんにちは」
とわたしを見ていった。

悔しいがまるで天使かビーナスだ。

「陽当りも、結構いいみたいだし」

そうつけ加えると
「そろそろ始める?」
と、これも誰にいったのかわからぬようにつぶやいた。

「だな。見てても仕方ない」