「どうしたのよ?いるの?」 中を覗けない沙織がしびれを切らす。 「いる」 わたしが沙織をふり返る。 「じゃあ、入ろうよ」 沙織は寒い店の外が嫌なのか盛んに後ろからつつくのだ。 「わかったわかった。入るから」