MAYBE TOMORROW

オニイチャンが使おうが使うまいがそんなことは
わたしには「無関係」だ。

大切なのは「オニイチャンがお兄ちゃんに渡してくれたのかどうか」だ。

しかしとうとう夏休みの間中、それを訊くことは出来なかった。

わたしはといえば、やはり相当に気になっていて、
それでいて訊くに訊けない自分に腹立たしくなって、
と悪循環に嵌ってしまっていたのだ。

そんなこんなで時の経つのは早く、いつの間にか暦は
十月になっていたある日のことだった。