そんなの、わたしだって不安だ。



だって貴方は、星のように小さく儚い存在。



ともすれば消えちゃうんじゃないかって不安で眠れないわたしの気持ちなんて知らないだろう。





「好きっていってください。他の誰もみないでください。抱き締めてください。キスしてください、」



「………」



「俺を愛してください──」



「ばかっっ!!!!」





彼の頬を両手で思い切り挟めた。



彼は目を瞬かせて驚いている。





「わたしは最初から貴方しか愛してませんよっ!!貴方しか見ていないし、好きじゃない!!!抱き締めるのも、キスをするのだって…」





頬が熱くなる。きっとわたしは情けなく泣いているだろう。





「好き!大好き!!わたしは貴方を…貴方しか愛してません」





肩を震わせる彼を優しく包み込む。





「…はい。俺も……あなただけを愛してます」





ベッドに崩れ混むわたしたち。



その日は遅くまで愛を確かめ合った。



お互いしか見えないように、考えないように──。