「まったく……これだから人間は、僕たちの存在を認識出来ないんだから困ったものだ」
白くてフワフワした生き物はよく見ると、子犬みたいな……狛犬のような姿をしていた。
でも狛犬とは少し違うところがある。
それは二本足で立って体に付いた泥を自分で払っているところだ。
もう一つは人間の言葉を発していたこと。
「おっといけない。そろそろ“縁結び会の会議“が始まってしまう。早く戻ってあのお方を起こさねば!」
白くてフワフワした狛犬は私に見られていると気づく事もなく、私の後ろにある大きな木に近づく。
そして首についてた鍵みたいなものを外すと木に向けて何かを唱え始める。
「繋げよ縁(えにし)!」
「繋げよ縁?」
何かの合言葉かおまじないだろうか?
そう考えていた時、大きな木の幹に大きな空洞みたいな穴が現れる。
「な、なにあれ?!」
白くてフワフワした狛犬はその空洞の中へと躊躇うことなく入って行った。
「なに……この穴?」
ちょっと気になる……。
いや、ちょっとどころか大分気になる!
私はさっき白くてフワフワした狛犬が通った空洞を除く。
しかし中は真っ暗で何も見えない。
「何かの入口なのかな?」
そう思って試しに手を突っ込んでみる。
「……何も起きないか」
まぁそうだよね。
漫画とかアニメとかならここで、この空洞に吸い込まれちゃうもんね。
「さすがにないか・そんな非現実的なこと」
“帰ろ帰ろ”と思って腕を引き戻そうとした時――
「あれ?」
腕が抜けない?
「なんで?!」
私は空いている左手も使って引き抜こうとする。
でも何かの力が働いているのか全くびくともしない。
白くてフワフワした生き物はよく見ると、子犬みたいな……狛犬のような姿をしていた。
でも狛犬とは少し違うところがある。
それは二本足で立って体に付いた泥を自分で払っているところだ。
もう一つは人間の言葉を発していたこと。
「おっといけない。そろそろ“縁結び会の会議“が始まってしまう。早く戻ってあのお方を起こさねば!」
白くてフワフワした狛犬は私に見られていると気づく事もなく、私の後ろにある大きな木に近づく。
そして首についてた鍵みたいなものを外すと木に向けて何かを唱え始める。
「繋げよ縁(えにし)!」
「繋げよ縁?」
何かの合言葉かおまじないだろうか?
そう考えていた時、大きな木の幹に大きな空洞みたいな穴が現れる。
「な、なにあれ?!」
白くてフワフワした狛犬はその空洞の中へと躊躇うことなく入って行った。
「なに……この穴?」
ちょっと気になる……。
いや、ちょっとどころか大分気になる!
私はさっき白くてフワフワした狛犬が通った空洞を除く。
しかし中は真っ暗で何も見えない。
「何かの入口なのかな?」
そう思って試しに手を突っ込んでみる。
「……何も起きないか」
まぁそうだよね。
漫画とかアニメとかならここで、この空洞に吸い込まれちゃうもんね。
「さすがにないか・そんな非現実的なこと」
“帰ろ帰ろ”と思って腕を引き戻そうとした時――
「あれ?」
腕が抜けない?
「なんで?!」
私は空いている左手も使って引き抜こうとする。
でも何かの力が働いているのか全くびくともしない。



