毎日毎日同じように診察とリハビリ、食事を繰り返す。


たまに寂しくなるけど、私には大事な親友がいる。


お昼ご飯を食べ終わると、病室をノックする音が聞こえた。


「はーい、どーぞ。」


「やっほー!有紗!!朱里が来てやったぞー!」


元気よく入ってきたのは私の親友の佐藤朱里(さとう しゅり)。


朱里とは中学校の時に出会って、私が入退院繰り返しても、病気のことを教えても変わらず接してくれる。


バレー部に入ってる朱里は毎日忙しいのにわざわざ会いに来てくれる。


「あのね、有紗!!私ビックニュースがあるの!聞いてもらっていい?」


そう言って私のベッドに座って話始めた。


「うん。いいよ!」